ふと自転車で小学校の前を通れば、運動会の練習風景。
もう、そんな季節なんだよなぁ。
自分の事を思い出してみると、高校はダラダラ翌日の休みを目指すだけだった、中学は男同士で張りつめたマジの戦いだった、そんな中、ただワンシーンだけ、とにかく小学校の時の記憶が色濃く残ってる。
みなさんも、入場パレードがあったのを覚えていますか?
その時、朝礼台の上でバトンをふり指揮をとる女の子が居ませんでしたか?

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なんでもないのは分かってるさ、だけど。
優しさなんて諸刃の剣だから、そりゃ厳しくして欲しくはないさ。
でも、あんまり俺に優しくしないでおくれ。
あなたにとって普通でも、あなたのそれは優しさなんだから。
君は此処に居るべきじゃないのだよ。早く、もとの居場所に、帰れ。
だって君には素敵な居場所があるじゃないか。共通の友人に悟られたく無い、でもちょっといい刺激になったよ、ありがとう。
今は青春ごっこを続けていれば大丈夫だから。

幸せな時間が過ぎるのは早かった、駅で待ち合わせして、会場へ行って、かき氷を食べて、花火を見て、周りのみんなと同じ様に歓声をあげて、終わっちゃって、駅に戻って・・・。
正直な話、僕はこの日、ほとんどどんな花火が上がったのか覚えていない、不信がられない程度にちらちら由梨の横顔を見るのに必死だったから。
花火を見上げる由梨の横顔に、僕があらためて何かを思ったのは確かだった。
それでも、人ごみの中で感想なんかを話しつつ、他の多くの客と同じ様に駅まで帰ってきてしまった。
「ばいばーい」
「おー、ばいばい!混んでるから気をつけてなー」
そして当たり前の様に彼女達は帰っていった。門限?ははは。
いつもそうだ、こうやって思いを告げるタイミングを逃したとか言い訳してる、無理矢理手を引っ張っていく勇気は何処にある?
今日一日を振り返りながら乗った帰りの電車で、あの子の住む町はあっちの方かな?なんて1人窓から遠くを眺めていると、由梨からメールが来た。

「もし彼に聞いてよかったら、今日の横田君のメルアド教えてくれない?ちょっと気になるかもしれない☆」

翌日、由梨の他の男への思いに、久々にしてしまった恋の重圧に、人を好きになっている自分に耐えられなくなっていた僕は、それから逃げるように突然電話をしてそのまま告白してしまい、そしてそのままフラれた。
楽しい夏の入り口へ導いてきてくれてありがとうと、感謝の気持ちも伝えられずに。
その夜僕は初めて、自分の部屋でお酒を飲んだ。
あれから幾年かの月日がたち、風のうわさによると、彼女は結婚するそうだ、子供も出来たらしい、おめでとう。
僕はあの夏の君しか知らない、君は平凡な幸せに対する憧れが人一倍強かった気がする、それゆえにその理想と現実の間で葛藤する事があるかもしれない。けれども、ただ、その幸せを守り通して欲しいな。

夏の日、いつもの教室、ボーっと黒板の様で何も無いところを見てる高校生の僕、試験と夏休みの間の授業なんてどーでもいいに決まってるだろっ、誰しもがつく悪態、でも授業には出る真面目な僕、なんてね。
窓の外の空を見上げながら、この空の続く先に何を見ようか?
僕の夏休みはどうなってしまうんだろう?
そんな事を考えていると、ポケットの中に震える携帯電話があった、約3秒のメール受信の合図、さにげなく、かつ素早く机の下で携帯電話を開く。
「メール受信、佐藤由梨」
来た、これを待ってたんだ、今まで何度この男子校の中の奴らからのメールで落胆した事か、ついにきちゃったよ返信が。
「いいよー!花火行きましょ♪やったね!由梨も花火行きたかったよー☆こっちは2人か3人そろいますので♪合コンって思わないで遊ぶって感じで(どう違うんだ 笑)」
クラスの片隅で小さくガッツポーズ。
合コンとかあんま好きじゃないんだよね、なんて話をしたの覚えててくれたんだ、ちょっと嬉しいな。
「ありがとー!よっしゃ、めっちゃテンション上がった!これで夏休みまで授業乗り切れちゃうよ〜そしたらすぐだね!そしたら、2−2でいい?よろしく!!!」

この間の日々の事なんかどうでもいい、花火大会を目標に淡々と、由梨とメールを交わして過ごしていっただけだ。

こうして僕は、由梨とそれぞれの友達の4人で花火大会に行った。

峯田が僕の悲しみと絶望を全部とはいわないけど、少し持って背負っていってくれたような気分だ、すっげーすっきりした。
特別じゃないのは知ってるさ、でもね。
セットリストなんてほとんど覚えてない。終盤で「駆け抜けて性春」みんなもうボロボロなのに飛び跳ねる、ほとんど飛べてねーよ、ダイブも重なってぐちゃぐちゃだよ、みんなバカだなーって、そんなにこの音楽が好きなのかって。
僕等は全力で問い掛けたよ、おまえらはロックを奏でてくれるのか?と、彼らは全力で答えてくれたよ、これがロックだろと。
あびちゃん途中殴られてバイオハザードみたいに血まみれで演奏してた、シャツ真っ赤なの、演奏しながら死んじゃうんじゃってくらい。峯田はやっぱり優しかった、ライブのたびにボロボロになってる、叫んで、話して、どっかいって、飛び跳ねて、そして歌って。
オープニングから村井さんがやたら話してた、謎、でも和む。チンさんが最後優しい顔してギター弾いてたよ。
最後は(×)「僕らはそれでもなんとなく大人になるんだ」→(訂正)「なんとなく僕たちは大人になるんだ」を峯田さんがステージから降りて客席の真ん中で弾き語り、みんなで合唱。
援助交際」で二階席に乱入してスタッフと踊ったり、スタッフに土下座したりしながら最後は2階の客席にダイブ。
めぼしい曲は一通りやってくてた気がする、終わったの10時半頃って(笑)
BABYBABY叫んでたら思わぬ人が頭をよぎった、けど秘密。
そういえば僕の友達のカップルがOPEN MY OMANKOとかほざいていちゃついてるよ、ばーかばーかばーか、ず〜っと引きこもってセックスしてろ!銀河鉄道の夜とか聞いてないで、じゃあ飛び去っちゃえば!僕の友達のカップルが婚約結婚いってるのにやれまた喧嘩しただの色々言ってますよ、見かければいつもいちゃついてるのに!ばーかばーか、すいません、調子に乗りました、本当は小心者です、ごめんなさい。ただ、駆け抜けて性春をそんなハッピーな人が聞いて泣かないで下さいって嫉妬です、幻じゃなくて触れても消えなくてそこにいるじゃないですか!どちらの方も銀杏とか聞かないでいーじゃん!って。すいません、言ってる事無茶苦茶かもしれません。

結局やっぱりちょっと泣きました。
峯田のMCがやっぱり凄すぎました。
銀杏BOYZのステージの空気が凄すぎました。
明日はなんかいいことあるかなぁ。

明日からフットサル合宿でしばしの健康的生活。土曜日あたりお会いする方よろしくです。帰ってきたら書き足したり削ったりします。テンションだけの文章ですが今日のうちに書き残したかったんです。