もう渋谷には大きな思い出が擦り込まれているから。
あの娘にTさんやKさんにイベントであった時印象残してたよと伝えてしまった僕に何故私が?と突然聞き返された僕は、もちろん二人とも僕があなたのそばにいようとしているからだと、本当の事を伝えられるわけがなく、しどろもどろにあのイベント女の子最初は少なかったらしいしとか思っても無い事を言ってしまって、すぐさま、いやかわいい子はまた連れてきてと頼まれたとか妙なフォローを展開してしまって、そのから数十メートル先のレストランへの距離を遥か遠くに感じてしまっていた僕はただ楽しく原宿まで見送って別れた後、思わず自転車のサドルを殴りつけるしかなかったんです。女の子に自然にかわいいといえる人って羨ましい。