あーあ、危ないトコだった。でもフットボールと音楽と酒がある。何とかやってるよ。
瞳を閉じて、眠りについて、そのまま目が覚めなければいいのにと思う夜がある。このまま何もかも忘れて、何も感じずに。分かってる、そんな弱音吐いてる場合じゃないんだ。

2週間後、そのまま晩飯食べたいな、多分、疲れたからそのまま帰りたいというだろう。あいつがはぐらかすのに慣れていれば、もう一つ踏み込もうとすれば、何らかのリアクションがあるはずだ、慣れてなければ、短い時間で答えが出る。渋谷の人ごみの喧騒の中で抱きとどめる空間も空気もあるだろうか。まぁ、何とか考えよう。しょうがない、これは5月4日決着をつけなかった罰だ、これから辛い2週間が始まる。最高、素晴らしい夏が始まる。最悪、この素晴らしい日々が終わる。大丈夫、最高、かけがえのない瞬間を見つけられる。最悪、一つ見つけたからまた一つ失うだけ、ただ、思い出の数だけ悲しくなるだけ。男友達に言わせりゃ圧倒的な負け戦、うるせえ、だからこそ強くなるんだよ。そこらへんのいまいちかっこわるい男達みたいに、うじうじしてんのは、もう絶対嫌なんだ。あいつの青春時代、彩りたい。
あの人に聞いたらきっとロマンティックじゃないと怒られるだろう、でももう、しばらく会えるチャンスが無いかもしれないんだ。それに、もう、壊れそうだから。