浦和レッズ優勝日記前編。

奇跡的な幸運に導かれた一日。朝起きて、いつも通り電車に乗って駒場へと向かったそのとき僕はチケットを持っていなかった、なんとなく浮ついた心で、何とかなるかと思い込んでいた。駅に着くなりチケットの無い人たちで溢れている、まだまだ見通しの甘い僕は、街をふらついた。チラッと力に行けば10時にもなる前からすでに人、ポイント前はさすがに静かだ。apの前で目の合ったおじさんとは、僕も無いです、頑張りましょうとやり取り。サブグラウンド、入場を待つ列と声をかける人たち。薄い警備をかいくぐり階段に飛び込もうかと思った。広島戦のチケで入ろうとしたが、おばさんにバレる、追い返された僕、この時先発隊の勢いに紛れ込むべきだったと後悔しはじめた、浦和に戻ろうか、と。それでも、友達に促されてやっとバスから降りてくる人たちに僕も声をかける、チケット余ってればお願いします!アキラメルナヨ!ここである親子さんと話し始めた、なかなかないですね〜そんなありきたりな話、無茶苦茶頑張ってる子供、でも違った、その光景を見ていたあるグループの方々が・・・略。しばし親子のふり、そして駒場スタジアムは観戦経験のまだ多いとはいえない僕を招き入れてくれた。まず、あのグループの方々と、しばしの間のサッカー好き親子さん、感謝です。ナビスコでも好意でチケットを譲って頂いて国立に入れた、熱いサポーターの人に本当に助けられてる。感謝。