全国高校サッカー選手権 駒沢オリンピック公園競技場観戦記３

第1試合星陵対前橋商業　第2試合　鹿児島実業対多々良学園　
序盤は空中戦などしっかりしている前商ペースで運動量も多い、しかし判断ミスやロングパスばかりの攻撃で最後まではたどり着けない、
前商の応援は相変わらずサッカー的で逆は済美辺りか、野球のままが多い。球を触れれば本田のセンスを感じさせるプレーもちらほら、しかしプレスにかかり彼までボールがたどり着かない為、前半本田ほとんどボール触れず。その辺りは国見戦でよく触っていた赤星、周りの能力もあるのだろうが見ていないのでなんとも。しかし、CK一発いい弾道で打ち込むワンチャンスを逃さないうまさ、ボール支配では劣勢の星陵が個人技一本で先制。前商は結果的にやっぱり得意のセットプレーにもっていかないと厳しかった、星陵はセットプレーに持ち込ませないように注意していたのかゴール付近でのファウルや前商CKの場面が少なかった、今日もピッチに風がある、その後流れは変わらないまま後半へ。後半は星陵がボールを持つ時間が長くなった、25分前商FW交代からセットプレーに、直接だがGK止める、４の頭だと皆思うところであえて狙ったか。直後に星陵も交代、MFからFW登録選手に、また前商セットプレーで相変わらず危険な香りを漂わせるが得点にはいたらなかった。本田の位置を少しさげたか？前商4を上げてのパワープレーにもう少し早く入ってもよかったかと、球を出せる選手が居たか居ないかの違いで結局前商はゲームを作る事が出来なかった、しかしそれをふまえた上でか戦術的には徹底されていたのだろう。
第2試合鹿児島実業対多々良学園
鹿実の大応援団は昔のまま毎回変わってないなぁなどと思いつつ試合を眺めると、いきなりセットプレーだが壁に当たってしまう、鹿実ペース。多々良のFWダンさすがいかつくGKを吹っ飛ばしていた、要所でのスピードもある。しかし何だか分からないうちに鹿実DFが止まった間に多々良先制、よく逃さなかったと見るか、止まったDFをせめるか。多々良はストライカー二枚という戦術、多々良は鹿実の攻撃をゴール近くでファールでしか止められないコトが多く終始失点の匂いがしていた。鹿実攻め多々良守る展開が続くが、まれにカウンター一発鹿実DFの予想を上回るスピードで多々良FWが迫る場面も、油断すると２点目の危険もあるにはあった。鹿実は右サイドの攻防で攻めきれるかがどの試合でもキーポイントになっている結局この試合でも決めたのはこのサイド、国見はどうでるだろうか。この試合では多々良がサイドから迫る事も。そのまま前半終わり後半に入ったのだが、DFのクリアミスからDFとGKの隙間をぬって鹿実山下が仕事をしてしまった、さすがストライカーという場面。後半開始直後に追いつかれて多々良はかなり苦しい展開に。また、DFからのクリアをちゃんとつなげないためそのまま飲み込まれそうな雰囲気が漂い始めていた。多々良の細かいえげつないプレーに鹿実11と2切れ気味だったがキャプテン五番はクール、25分多々良はおそらくボールを裁ける選手という事で10を投入したが、終盤鹿実右サイド空の攻撃で、多々良一回防いでセカンドボールへの対応が遅れたうちにフリーでクロス、ヘッドで押し込んで、試合は決まった、多々良に余力無く。そのままカウンターで鹿実が際どいチャンスをつくりつつ試合終了。鹿実ベンチ陣熱さも毎試合気になるところでした。