浪人街

結局惚れた方はもう何ににも敵わないんだと、求める側か求められる側か、実は求め合ってる結末。伊原剛志の役柄に自分を投影する瞬間がちらほら。あれもある種の男の象徴、惚れた女に言われた事は、まして目見て瞳で言われた事にゃ何でもYESといってしまうんだ、惚れた女が惚れた男のためにも、それが惚れた女の幸せのためと生きれてしまう。殺陣文化のよさを再確認、最後の方の怒涛の殺陣シーン、昔から日本にこのとてもリアルとは言えない斬り合い、曲芸の様な物が伝わっていったのはこの爽快感、リズム、美しさがあるからだろう。楽しんだ。唐沢寿明はやっぱり役者、主役が似合う、大きな役者だった、立ち振る舞い雰囲気みな美しいほどカッコいい。、華やかな漢。松たか子という艶、色っぽい、艶がある、色気とはああいうものなのだろう、美しい、禁断の果実、底が無い。女が本気出したら男はかなわないんだろう、全てを失う事さえ厭わないものなんだ。浪人街鑑賞、いいものを見た。まぁ中村獅童は生き過ぎ、狂気を描いた話ならまとまるが、どうにもこの劇にはしっくりこない、派手に美しく華を咲かせて死んで欲しかった。
BGM ランクヘッド プリズム